自治体議会改革フォーラム
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トップは栗山町議会
議会基本条例を制定した北海道栗山町議会が群を抜いた得点でトップ。自由討議、市民の参加、情報公開の3本柱それぞれで高得点を獲得。
現行法制度の範囲内で実現可能な議会改革の3項目として、栗山町の取り組みを参考に改革目標と調査項目を組み立てたこともあり、栗山町が単独趣旨で唯一の満点となった。
上位自治体に目立つ町議会
栗山町に続く高得点の議会としては、70点に2団体、60点に1団体がランクされた。千歳市を除けば全てが町議会である。小規模な議会の方が合意がとれた場合の動きが速いことや、地域の存続のために一丸となって改革に取り組んでいる状況が推測される。
| 自治体名 | 自由な討議のできる議会 | 市民が参加できる議会 | 透明性のある議会 |
|---|---|---|---|
| 栗山町(北海道) | ○ | ○ | ○ |
| 千歳市(北海道) | △ | ○ | △ |
| 信州新町(長野県) | △ | ○ | △ |
| 岡垣町(福岡県) | △ | ○ | △ |
本会議・委員会双方での自由討議わずか7議会
本会議、委員会の両方で自由討議(議案等について議員同士が双方向で自由に討議)が導入されている議会は、全国でわずか7団体にとどまった。
議員同士の討論は想定の範囲外
アンケートへの問い合わせの中でも、この項目が何を意味しているのかを確認するものが多く、執行側(首長部局)との質疑を自由な形式で行うことと誤解した回答も含まれている可能性が高い。「議員同士が討議する」という議事が現在の自治体議会においてはほとんど想定の範囲外であることが伺われる。
なお、上記の7団体については、設問趣旨を誤解した回答ではないことを電話において確認がとれている。
【自由討議を行っている団体】
| 栗山町(北海道) | 佐井村(青森県) | 粟島浦村(新潟県) | 阿南町(長野県) |
| 西脇市(兵庫県) | 大淀町(奈良県) | 美波町(徳島県) |
請願の説明機会もまだまだ
<設問7>の請願・陳情者の説明機会の保障は、市民が議会に直接参加する基本中の基本として問うた。請願は憲法と地方自治法によって保障された制度的な裏付けの確立されたものだが、それでも、市民が自ら議会の議場で説明し、正式に議事録に残されている議会は半数に届かない。
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活用されていない公聴会、参考人制度
<設問8>は、現行法上も存在する制度で、市民を含めて議員以外の者の発言機会を議会にとりいれ、議会活動を充実させるためのしくみだが、ほとんど活用されていないことが分かる。
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ようやく普及してきた傍聴人への議案資料提供
<設問13>では、傍聴者が議員と同じ議案関連の資料を参照しながら傍聴できるかを問うた。かなり実現されてきたとはいえ、やっと半数。次の議会からでもすぐに実現できる項目であり、まだ実行していない議会は、早急な改善を期待したい。
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議員個人の賛否は知らせる必要なし?
議案に対する議員個人の賛否情報はほとんど公開されていない。自分が送り出した代表者が、議決の際にどのような態度をとったかを知る機会は、議会という機関が公的に保障するのが当然ではないだろうか。
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6議会が、議会として公式の報告会を開催
議会という機関は、多様な議員の意見を討論を経て議決することによってひとつの意思に集約する機能を果たしている。そのなかの1議員としての活動報告と、議会という機関全体として何を行ったかを報告することは違う質の活動である。議会報という数ページの印刷物を配布するだけではなく、直接有権者と対面し、市民の意見も直接聴取しながら議会活動を報告するような場こそ、討論の場としての議会らしいスタイルの説明責任の果たし方ではないだろうか。
| 栗山町(北海道) | 女川町(宮城県) | 本吉町(宮城県) | 小坂町(秋田県) |
| 真室川町(山形県) | 世羅町(広島県) |
全体として低位に集中した議会の現状
0点の議会も多く、大半の議会は低位の得点に集中してしまった。有権者の立場から見ての「常識」と思われる3つの共通改革項目だが、これまでの議会の常識とはかなりずれているということが分かる。そのずれが、自治体議会に対する無関心や、強い批判となってあらわれているのではないだろうか。
普通の有権者が「議会」という機関に期待する、あたりまえの役割が果たされるような議会への変身を期待したい。